ライブカメラ配信方法

ライブカメラ配信方法

ライブカメラ配信方法には、「静止画をWebブラウザで閲覧する静止画ライブ配信」と、「動画を専用プレイヤで閲覧するストリーミングライブ配信」があります。
専用プレイヤをWebページに組み込むことも出来ます。

静止画ライブ配信

  • USBカメラでキャプチャーした画像を、FTPでWebサーバーに転送します。
  • クライアントPCはWebブラウザを使って静止画を閲覧します。

Webページの制作ができる方であれば構築は簡単です。USBカメラ(2,000円~)をゲットすれば他に費用は掛かりません。
機種によってはDVカメラ、デジタルカメラが使用できます。
フリーの専用ソフト(ListCamなど)を使って、画像キャプチャーとFTPを行ないます。
頻繁に画像を更新する場合はクライアントPCで画像が自動更新されるようにWebページに工夫が必要です。(metaタグ、Java Script 、Java Appletなどを使用します。)

ストリーミングライブ配信

  • USBカメラでキャプチャーした動画を専用ソフトでライブエンコードし、直接ライブ配信、またはストリーミングサーバーにライブ配信します。
  • クライアントPCは専用プレイヤーを使って動画を閲覧します。

ストリーミングサーバーを使用せず、エンコーダで直接ライブ配信することもできます。
その場合はエンコーダのIPアドレスを外部参照可能にしなければなりません。(ルーターのポートフォワーディング、DDNS、などを設定します。)
外部ストリーミングサーバーが利用できれば、回線速度やセキュリティー面の制約が緩和されます。
またストリーミングサーバーが利用できれば、インテリジェント・ストリーミングなどの機能を利用できます。

静止画ライブ配信 v.s. ストリーミングライブ配信

静止画ライブ配信とストリーミングライブ配信の比較表を作ってみました。

  静止画ライブ配信 ストリーミングライブ配信
特徴 簡単に構築でき、外部Webサーバー上で公開すれば回線速度やセキュリティー面の制約が無い。
アップロード間隔を狭めるにつれて、動きを表現できるようになるが、FTP方式による限界が発生する。自宅Webサーバー化により改善するが、お手軽に構築できるメリットが失われる。
動画によるライブ配信が可能。
エンコーダからの直接配信、自宅ストリーミングサーバーで配信する場合は、回線速度やセキュリティー面の制約が発生する。
エンコードには高性能なPCが要求される。
方式 静止画をFTPでWebサーバに定期的にアップロード ライブエンコードしたストリーミングを配信
難易度 簡単 エンコーダから直接配信の場合、また自宅ストリーミングサーバーから配信の場合、そのPCを外部からアクセス可能にしなければならない
セキュリティー 特に無し PCを外部からアクセス可能にした場合、セキュリティに考慮が必要
マシンパワー 特に無し 高性能PCが必要とされる
回線速度 特に無し エンコーダから直接配信する場合、自宅ストリーミングサーバーから配信する場合、広帯域が必要
追加費用 USBカメラ(2,000円~)
DVカメラ、デジタルカメラが機種により利用可
サーバ Webサーバ(ISPから標準サービスで提供されるもの、フリーのもの、有償のもの) ストリーミングサーバ(エンコーダから直接配信のとき不要)
ソフト フリーソフトを選択可能

ネットワークカメラ

ネットワークに直接接続可能なカメラ(以下ネットワークカメラ)を使ってライブ配信可能です。
機種によって静止画配信(FTP)またはストリーミング配信を行ないます。
またサーバー機能を有する機種も有ります。
USBカメラに比べると高価です。